いつもご観覧いただきありがとうございます。
大阪の塗装屋、秋葉塗装です。
今回も前回に引き続き外壁の下地補修の作業を様子を掲載します。
さて、いよいよ下地補修の工程も後半戦たなりました。
今回は爆裂、露筋箇所の補修です。
コンクリートは圧縮される力に対しては強度を発揮できますが、引っ張る力に対しては弱いという性質をもちます。
そこで引っ張る力に対して強度を発揮する鉄筋をいれることが多いです。
RCや鉄筋コンクリートと言うと聞き覚えのある方が多いかとおもいます。
で、この現場の外壁は鉄骨造ではありますが、鉄骨に鉄筋を溶接しモルタルを貼付けているような構造です。
そしてそのモルタルに補強となるラス(金網のようなもの)も入っておりませんので、割れるよねってお話です。
内部の鉄骨もサビサビです。
カワスキやワイヤーブラシを用いて可能な限りケレンを行います。
ケレン後、鉄骨と鉄筋にサビ転換材を2回塗布します。
乾燥するにつれ、だんだんと赤さびが黒さびへ転換され黒い皮膜ができあがっていきます。
乾燥後2回目を塗布。
サビ転換材2回塗布完了。
サビ転換材を塗布し、黒色皮膜の形成を確認後、錆止め塗料を塗布します。
これは次にここに塗りつけるモルタルとの密着をよくする為です。
たっぷりと錆止めを塗布し、乾燥を確認後斫りとったモルタルの復旧をするための材料を作ります。
アタック工法オリジナルモルタルとバサルト繊維を配合し、適正なかたさになるよう練り上げていきます。
乾燥前は練り上げた後でも繊維が目立ちますが、乾燥後は驚くほどに馴染んでいきます。
まずは大きく粗付けを行います。
これで一度しっかりと乾燥させます。
かなりの厚みをつけていますが、夏場ですと2時間もあれば完全に硬化しています。
冬場でも次の日には次の工程の施工が可能です。
それでは本日はこのへんで。
ご観覧ありがとうございました!